ショウガ(生姜、生薑、薑。学名は Zingiber officinale)はショウガ科の多年草であり、野菜として食材に、また生薬として利用される。

【特徴】
ショウガは地下に根茎があり、地上には葉だけが出る。葉はまっすぐに立った茎から両側に楕円形の葉を互生したように見えるが、この茎はいわゆる偽茎で、各々の葉の葉柄が折り重なるように巻いたものである。花は根茎から別の茎として出て、地上に鱗片の重なった姿を見せる。花はその間から抜け出て開き、黄色く、唇弁は赤紫に黄色の斑点を持つ。ただし開花することは少ないため、根茎による栄養繁殖が主である[5]。このため、品種の分化は少ない。

ショウガの根茎は、ジンゲロールとショウガオールに由来する特有の辛味とジンゲロン、ジンギベレンに由来する独特の香りを持つ。産地により香りの傾向が異なり、アフリカ産は樟脳のような匂い、インド産はシトラールの匂いに特色がある。

ショウガの生産はインド、中国、ネパールが盛んであり、その次にナイジェリア、タイと続く

【大生姜・中生姜・小生姜】

ショウガは大きさ別に見ると大生姜・中生姜・小生姜の3種類に分けられる。

大生姜 - ショウガの晩生種。1個の大きさが1kgにもなることがあり品種としておたふく・印度などがあり国内生産量の93.6%を占める(2009年生産流通消費統計課)

中生姜 - ショウガの中生種。1個の大きさが500g前後で品種として三州生姜・黄生姜などがある

小生姜 - ショウガの早生種。1個の大きさが300g前後で品種として金時生姜・谷中生姜などがある。